インプロは、不確実性の時代に必須のスキルです
不確実性に、インプロはかなり有効なスキル
少し前の記事で、不確実性の時代にどう意思決定をすればよいかを取り上げました。
今回も再び引き続き不確実性をテーマに考えてみます。
不確実性の時代には、インプロはかなり有効なスキルだと思われます。
インプロの「はい、そして」は、不確実性を取り扱うキー
世の中一寸先は闇、何が起こるか分かりません。と、分かっていても、同じような毎日、しかも退屈で辛い毎日が続くと繰り返しが永遠に続き、ただただ年を取っていくだけ、と錯覚しがちです。
それが、コロナ禍はやっぱり世の中が「不確実」なことをあらためて思い知らされました。
最初に大筋は有っても、それぞれの役者はアドリブで演技するので話がどういう方向に進むか分からないという感じです。それらならば、実際の俳優はどういう姿勢で芝居に臨んでいるのかを知ることは、何か有益な知恵が得られるしれません。
Psychology Todayの記事「How to Deal with Uncertainty」では、不確実な時代を生きる方法のヒントとしてインプロ(即興演劇)を紹介しています。
インプロには3つの原理があります。最初は「聴く事」。もしお互いに相手の話を聴かなかったら即興は不可能です。二番目はオープンなことです。これは「判断を控える」とも言えます。三番目がコラボレーションです。
これは「はい、そして」の有名な原理です。パートナーのアイデアでいく必要があり、さらに新しいアイデアを追加することを意味します。みんなが同様にすると、自信を感じます。
「はい、そして」は不確実性を取り扱うキーです。インプロでは、どう終わるか誰も知りません。しかし、「聴くこと」と「オープンなこと」、「はい、そして」は不確実性の時代に自信を与えます。
記事の抄訳です
否定から入らず、まずは状況を肯定する。その上で、なにか前向きなことを考える。インプロはシルバーライニング(希望の兆し)の練習と言えそうです。
「はい、そして」は日本語では「ちょうどいい、~しよう」と置き換えるとより行動しやすい感じがします。例えば、電車に乗り遅れたら、「ちょうどいい、読みかけの本の残りを読もう」と考えます。
残念ながら実体験が無いので、実際にインプロの劇団に入って経験するともっと確信が持てるかもしれません。しかし、日常的に「ちょうどいい、~しよう」の姿勢を心がけていると、不満感より幸福感が増すはずです。
インプロは、悪い表面の裏を実際に見る行為
今日は、インプロに学ぶ不確実性の時代を生きるコツを紹介しました。
出来事はコインの裏表とよく言われます。悪いと思える表面にも何か良い裏面がある、という教えです。けれども、実際にコインをひっくり返して裏面を見てみないと本当に有るのか分かりません。
まさにそれがインプロの練習だと思います。
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