かつて超ブームになり、最近欧米ではコンブチャ(Kombucha)として人気なのが「紅茶キノコ」です。果たして、本当に健康に良いのでしょうか?
かつての紅茶キノコが、今はコンブチャとして欧米で流行っています
昔、「紅茶キノコ」は大ブームになりましたが、今では知らない人も多いのではないでしょうか?キノコと言っても、本当はキノコではありません。見た目がキノコに見えるだけです。
紅茶キノコは東モンゴル原産で後にシベリアでよく飲まれるようになった発酵飲料。紅茶、もしくは緑茶に砂糖を加え、そこに培地で栽培されたキノコにも見えるゲル状の塊を12日から14日ほど漬け込む事で発酵させる。
日本では昭和40年代末から50年代初頭にかけて、健康食品としてブームとなり、流行した。家庭で栽培できたことから、株分けにより口コミ的にも広まったが、ブームは『紅茶キノコ健康法』の発行によるところが大きい。
Wikipediaより抜粋
昨今では、「コンブチャ」として欧米で人気です。音は似ていても「昆布茶」ではありません。専門家の意見では、品質が高けれれば、健康に良い影響があるそうです。
紅茶キノコに対する、複数の医師の意見
Mind Body Greenでは「Is Kombucha Actually Healthy? Functional Doctors Weigh In」という記事にて、専門家による紅茶キノコの評価を載せています。
まずテリー・ワルズ医師の意見です。
「紅茶キノコはロシアと東欧で長い歴史があります。デトックスの重要なサポートをするグルカル酸を豊富に保有しており、健康に良いです。」
こんな意見もあります。
サラ・ゴットフリード医師によると、「紅茶キノコは人気がありますが、だからと言って全ての人に良い事を意味しません。砂糖やアルコール、カンジダでさえ含んでいます。免疫システムや腸には良い選択とは言えないかもしれません。」
砂糖は発酵の過程で、バクテリアが消費しますが、多くの商品がそれ以上の甘みを加えていたり、特別な香りを加えたりしているそうです。
最後は、エレン・ヴォラ医師です。
「紅茶キノコは悪いというわけではありませんが、単純にそれさえあれば十分と言うわけではありません。紅茶キノコで腸に善玉バクテリアを住まわせようとするなら、サワークラウトやキムチとサツマイモのようなでんぷん質の食用の塊茎を一緒に摂るべきです。さらに付け加えて、個人的には紅茶キノコに病みつきになりました。表面上は健康的でも、病みつきになるのは注意して扱うべきだと思います。」
紅茶キノコに限らず、正しい知識で正しく摂る事が、どんな食品でも大事です
健康法で有名になった全ての食品と同様に、紅茶キノコもそれだけ摂ったり、大量に摂れば健康になる訳でもないです。品質が悪ければ健康に良くないのも同様です。
漬物や塩キャベツなどと同様、発酵には不思議な魅力があり、とても面白い楽しみです。
正しい知識を身に付けて、紅茶キノコ生活を楽しんでください。
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photo credit: Editor B Beer & Kombucha via photopin (license)
今日紹介したコンブチャです。気になる人は飲んでみて!
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