沖縄の伝統的な豆腐を発酵させた食品、「豆腐よう」を紹介します。
発酵食品を試すのが、最近のマイブーム
「発酵食品礼讃」を読んでから、発酵食品を買って試す事がちょっとしたマイブームになっています。
前回のテンペに続き、今回は「豆腐よう」を紹介します。
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豆腐ようは、焼酎の香りがする濃厚なウニの味
豆腐には「腐」の文字が入りますが、発酵させているわけではありません。
実際に豆腐を発酵させた商品が、沖縄にはあります。それが「豆腐よう」です。
銀座には色々な地方のアンテナショップがあります。たまたま銀座に買い物に行った際、『発酵食品礼讃』に載っている商品でも購入しようと、隣り合わせで出店している高知と沖縄のアンテナショップを覗きました。
高知には、「碁石茶」というお茶を微生物発酵させたお茶があります。
実は高知県に「碁石茶」というのがあって、これが現存するわが国唯一の微生物発酵茶である。
(中略)
この面白い名前は発酵を終えた茶の葉を臼に入れて搗き、それを手で団子状に固める時、その形が碁石に似てくることからきたと言われている
小泉武夫『発酵食品礼讃』より引用
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残念ながら予定よりもちょっとだけ高価格でした。この前キーマンを買ったばかりということもあり今回は見送りにし、隣の沖縄のアンテナショップで、「豆腐よう」のみを買って帰りました。
ハコから取り出してみると、鮮やかな赤い色です。瞬間的に人工着色かなと思いますが、そうではなく紅麹の色だそうです。
日本の発酵豆腐といえば、美しい色彩とそして素晴らしく美味な沖縄県の「豆腐よう」が有名である。「豆腐よう」の「よう」には「餅」という字が当てられているが、とにかくコク味が最大の特徴で、泡盛の肴にこれをチョビチョビと箸でとって口に入れ、それを追っかけるようにしてアルコール度の強い泡盛の古酒をコピリと口に含むと、役者は互いに不足がないので、誠に似合うことになり、まことに結構なわけである
小泉武夫『発酵食品礼讃』より引用
強烈な匂いを覚悟していましたが、焼酎の香りのみです。食べてみると、ウニかスモークチーズのような濃厚な味がしました。泡盛は家に無いので白ワインを飲みながら、チーズ代わりに半切れ程チビチビ食べました。
日本にも、まだまだ食べた事が無い発酵食品がいっぱいある
豆腐ようは、お酒によく合い、かなり気に入りました。次回銀座に行った時には、碁石茶も買ってみるつもりです。
世界とは言わず日本だけでも、まだまだ食べた事が無い発酵食品がいっぱいあります。それを考えると、何だか楽しみで、嬉しくなってきます。
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