暑い季節には、独特の食感のナタデココを。実は発酵食品です。知ってました?
ナタデココは、かつて大ブームの発酵食品
日本でもお馴染みの外国の食材には、当然発酵食品も含まれます。少し前には、中華料理でお馴染みの搾菜を紹介しました。
今回は暑い季節に冷やして食べるとおいしいナタデココを紹介します。一時期、日本でも大ブームになりました。
ナタデココはココナッツが原料の、酢酸菌が生産した繊維
5月なのに異常に寒い日が有ったりした今年も、いよいよ暑くなってきそうです。今日は25度を超えました。まだ湿度が低いのでそれほど苦では無く、心地良い天気です。
暑くなると食べたくなるのが、寒天やゼリー、アロエベラやナタデココなど、似たような感じの冷やして食べる食品です。 しかし、食感は似ていても原料は全然違い、ナタデココだけが発酵食品です。
原料のココナツの実を割ってコプラ(胚乳を乾燥して製した、脂肪に富んだ部分、石鹸や人造バター、菓子の原料となる)を作る時に出る果汁を原料とする。
小泉武夫「発酵食品礼讃」より引用
ナタデココはココナッツが原料です。ピンと来ないのは、全くココナッツ・ミルクやココナッツオイルの味や香りがしないからだと思います。
その製法は果汁を殺菌してから砂糖を十五%加え、それに少量のリン酸アンモニウム、酢酸二%を加えてから加熱殺菌し、それに酢酸菌アセトバクター・キシリナムの菌類を加え、それを底の一辺が二十㎝位の四角いビンに深さ十㎝位に分填する。そのビンを棚に並べて十~十四日ほど培養すると、その表面には酢酸菌の作った1.5㎝~2.0㎝くらいの菌膜が形成される。これを取り出し、水に漬けて酢酸を洗い出す
小泉武夫「発酵食品礼讃」より引用
ナタデココは、「酢酸菌の生産した繊維」だそうです。単にココナッツミルクを寒天のように固めた、と思い込みでいたので、少し驚きです。
発酵食品は文化、頭ごなしに拒絶するのは失礼にあたる
今回は、ココナッツが原料の代表的な発酵食品、ナタデココを紹介しました。
世界には、色々な発酵食品があります。今回紹介したナタデココは当てはまらないものの、一般的に発酵食品は独特の味や匂いがし、それが食べられている場所以外の人には、受け入れ難いものだったりします。
でも、それはその国や地方の文化です。頭ごなしに拒絶する態度はとらないようにしたいものですね。
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詳しくないので、検索した上位2つを挙げておきます。
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