いま、ここで起こっている出来事に、良い、悪いはありません
未経験者にマインドフルネスを勧めるには?
グーグルのおかげでマインドフルネスがブームになり、今ではその言葉は定着し、単語を知っている人はかなりの数に上ると思います。
マインドフルネスは練習が必要です。未経験者にそれを勧めるのに、何を伝えるのが有効でしょうか。その効果でしょうか。その理論でしょうか。あるいはその両方とも不可欠でしょうか。
今日は、マインドフルになるための、実践的な方法を紹介します。
起こった事は全て良い事、何かを教えてくれる
理論と実践の2つを並べてみると、「マネする」から「学ぶ」となったように、明らかに日本人は実践を重視します。とりあえず真似してみて言われた効果が得られれば、まずはOKという考え方です。効果が実感できれば、初めて理論を学んでみる、という順番です。
アメリカでも、プラグマティズムに代表されるようにプラクティカル(実践的)を重視する傾向ながら、なぜそういいう効果が生まれるのか?という基本的でシンプルな理論も大事です。納得感が無いと、なかなか受け入れてもらえません。
極端なのが禅です。「座禅にどんな効果が有るのか?」と訊かれて、「無し」と答えたりします。そういう効果を期待する行為は、明確に否定されます。こうなるともう効果も期待せずに、ただ「やる」事が求められます。
仏教の考えだったマインドフルネスは、アメリカではまずその効果とシンプルな理論が強調され、広まっていきました。アメリカ的単純さは日本の宗教者には評判が悪いそうです。
Zen Habitsの記事「6 Practical Ways to Practice Being Present」は、「いま、ここに」(マインドフルネス)を保つ、6つの実践的な方法を挙げています。この中で、「すべてを先生とみなす」という方法を紹介します。
全てを先生とみなす
もし誰かに対してイラっときたり、仕事にストレスを感じたり、愛する人の健康に対して戸惑ったり悲しく思ったり、国政選挙に不安を覚えたりしたときは、立ち止まってそのような人や状況を先生とみなしましょう。
その時、それらから何を学べますか?そのように感じるのは何が原因でしょうか?そのままなすがままに放っておくのにどんな練習ができますか?このようにして、全ての人や起こった出来事は愛すべき先生です。「いま、ここに」とどまるマインドフルネスへの道を助けてくれます。
記事の抄訳です
先に述べた、理論と実践を考えてみると、「全ての困難や人たちなど、起こった事は全て愛すべき教師になる」事がなぜマインドフルネスにつながるのか、良く理解できませんでした。
それでも今日紹介したのは、何となく内容がJohn LennonのWhatever gets you thru the nightを思い起こさせるからです。起こった事は全て良い事である、なぜなら物事を教えてくれる教師だから。
あと、今の日本人は「教えてくれ」症候群だと思っています。そうではなくて、自分の周りで起こった事、その体験から教訓を得る事が大切だと主張したかったからです。一方的に教えてもらった知識は、所詮その程度です。色々な人生の出来事を後から振り返ると、そう実感する事が歳を重ねるにつれ多くなってきました。
不幸を嘆くより、「その都度学んで成長している」と考えた方がウェルビーイング
今日は、マインドフルネスの実践的な方法を紹介しました。
実際に今、悪い事ばかり起きて不安や心配で困っている、と悩んでいる人は、さらにマインドフルネスを取り入れるかどうか、これ以上悩んでも仕方ありません。日本人的に、まずは実践してみてはいかがでしょうか。
優しい人、厳しい人など教師も様々です。中には「反面教師」も居るかもしれません。それでも、「自分だけが不幸」と考えるより、「その都度学んで成長している」と考えた方が、ウェルビーイングで健康的な生き方だと思います。
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