1日たったの10分！今日からできるアンチエイジングの新習慣

メディテーション（瞑想）には色々な種類があります。その中で、慈悲にフォーカスするLoving-kindnessメディテーションには、なんと老化を遅らせるという驚きの効果が有ると、最新の研究は発表しています。

今日は、『老化を遅らすメディテーション』を紹介します。

老化はテロメアの長さで決まると言われています。燃えているローソクのように、生きているとテロメアが短くなっていき、これが老化に深い関係があるそうです。

テロメア (telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ。（中略）テロメア短縮が細胞老化の十分条件であることは広く受け入れられている。これは、分裂を繰り返すことで老化した細胞ではテロメアの短縮が認められることと、実験的にテロメアを短縮させることで細胞老化を誘導できることから支持されている。

Wikipediaより

Psychology Todayの記事「Kindness Meditation May Slow Biological Aging」によると、全くメディテーションをしない人、マインドフルネス・メディテーションをした人と比較して、Loving-kindnessメディテーションをした人は、明らかにテロメアの短縮が少なかったそうです。

Loving-kindnessメディテーションについては、分かり易い日本語の論文が有ったので紹介します。

Loving-kindness meditation(LKM)とは、仏教由来の瞑想法の一つであり、自己そして他者への無条件のやさしさあるいは慈悲といった気持ちや態度を育むことを目的としている。（中略）日本語では、慈しみの瞑想や慈悲の瞑想と訳されている。

近年、マインドフルネス瞑想が注目されているが、マインドフルネス瞑想もLKMと同様に仏教由来の瞑想法である。（中略）特定の物事に心をとどめる事や、覚えておくこと、思いだす事を意味している。そのため、LKMとマインドフルネス瞑想の大本は同じであるが、想定される心理状態が異なっているといえる。

菅原 大地、杉江 征「Loving-kindness meditationの研究動向と今後の発展」より引用

傍から見ると、同じように座っているだけなのに、違いがある事が物凄い驚きです。

起きた時か寝る前の10分に、慈悲の瞑想を毎日やると効果が有るそうです。

まず、静かに座ります。この辺は全ての瞑想と同じです。

受け取る慈悲

あなたの近くに居て深くあなたを愛してくれる人を想ってください。その人が右隣に居てあなたに愛を送っていると想像して、その温かさを感じてください。

次に、別の人があなたの左に居て同じように愛を送っていると想像して、その温かさを感じてください。さらに全ての人が新名の周りに座っていて、と対象を広げていきます。

届ける慈悲

好きな人が目の前に座っていると想像し、愛と温かさを送る事に集中してください。愛されて幸せになるつながりを感じて、静かに心の中でその人が「安全でありますように、健康でありますように、苦しみから解放されますように」と繰り返します。

次には中立的な立場の人、最期には生きとし生ける人全てに対して「安全でありますように、健康でありますように、苦しみから解放されますように」と唱えます。

記事の抄訳です

 この辺は、安全、健康、解放といった漢語を使わず大和言葉を使ったフレーズに工夫した方がより効果が有るかもしれません。

今日は、毎日たった10分の瞑想で老化を遅らせることが出来る「慈悲の瞑想」を紹介しました。

とげとげしいストレスに溢れた生活から離れられて、しかも、老化を遅らせられるなら、言う事無しですね。

たったの10分です、是非チャレンジしてみてください。

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