Matthew Syedの"Black Box Thinking: The Surprising Truth About Success"を読んでいたら、日本人の特徴が出てきました。
失敗から学べる事が、イノベーションなどの成功への鍵
Black Box Thinkingはざっくり言うと、失敗から学べる事がイノベーションなどの成功への鍵というのを、色々な業界や事例を調査して説明した本です。この中ではサイクロン掃除機を発明したダイソンが、日本でもお馴染みだと思います。彼は失敗に失敗を重ね5,127のプロトタイプを作成後に成功を掴みました。
社会的や経済的な歴史から、失敗が許されない文化
日本は社会的や経済的な歴史から失敗が許されない文化で、失敗すると自分自身や自分の家族にまで恥が及ぶと考えるのが基本的な態度だと著者は言っています。
後ろの引用を探してみたのですが、どういう調査や文献を読んで著者がそう言っているのかは分かりませんでした。ただし、そんなに間違っていないようには思います。
というのは、例えば知っている某会社では、「失敗を恐れずに積極的に取り組もう」というスローガンをわざわざ文字にしています。という事は、ここの会社では失敗するとどういう事になるのか容易に想像ができます。
失敗から学ぶという考え方に、変える必要がある
さらに続けて、失敗を学習の機会と捉えずに、成功するだけのものを持っていない、という証明に日本ではなってしまう、と言っています。
これは子供の頃からの特徴のようです。タイトルを忘れてしまいましたが、アジア系の子供は失敗を恐れて初めての事にチャレンジするのには極端に消極的、というのがどこかの大学の研究論文に載っていました。
「失敗したら腹を切って責任を取る」というのを潔いと思ってしまう事が日本人の特徴かもしれません。
DNAのように私たち日本人に組み込まれているものなのか、そういう親に育てられるからそうなるのかは分かりません。
ただ、この本の主旨では日本にダメ出しをしているわけで、私たちも失敗に対する考え方をそろそろ変える必要がありますね。
日本人論に興味があるなら、これもおススメ!
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今日紹介した本です
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三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。
脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
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