戦い方、特に総力戦は民族の特性が最も出るのかもしれません。
戦い方に、民族の特性が現れる
久しぶりに、大東亜戦争における日本人の傾向を説明した本を読みました。タイトルは『太平洋戦争史に学ぶ 日本人の戦い方』です。戦略上の失敗を説明した本『失敗の本質 』を読んでから、「戦い方に民族の特性が最もよく現れる」と思い、この手の本をいくつか読んでいます。
勿論、日本人でなくてもある程度は他国でも同じ傾向はあると思います、同じ人間ですから。けれども、やはり何らかの民族の傾向が現れると思われます。そしてやはり第二次世界大戦で勝敗を分けた部分に強く繋がっているはずです。
今回から、数回に分けて、著者が述べている日本人の傾向を説明していきます。
日本人は、過去に学ばない
著者によると、日本人は、過去の成功に捕らわれて失敗するという傾向が強いそうです。
どうして日本人は、過去に学ばないかと考えると、毎年前例を踏襲していれば食べていけるという農耕民族の特性からくるのだろう。また成功体験が大きければ大きいほどその味を忘れられず同じパターンで仕掛ける傾向がある。
藤井 非三四『 太平洋戦争史に学ぶ 日本人の戦い方』より引用
とにかくこの記述から現在企業を見て思うのは、本当にただひたすら繰り返す企業が多いということです。本当に変えません。誰も自分から変えようとは言い出しません。業務改革のコンサル案件で新業務案を出しても、ほんの些細なことでも何か見つけては「リスクがある」と言って反対します。
ただし、それが著者が言う農耕民族の特性なのかはよく分かりません。そう言い切るにはちょっとステレオタイプ過ぎる気もします。
次回も続けて、日本人の傾向を紹介
今日は、『太平洋戦争史に学ぶ 日本人の戦い方』から、日本人の傾向を紹介しました。
第1回目の今回は、「日本人は、過去に学ばない」でした。もう少し詳しくすると、一度でも成功して固まると変えようとしない、です。学ぶというのは「マネする」からきた言葉だそうです。ということは、真似するところまでは熱心だけど、ある程度習得したらそれ以上自分達では発展させず繰り返すだけ、まさに言葉通りなのかもしれません。
次回も続けて日本人の傾向を紹介します。
今日紹介した本です
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三木章義 (著)
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三木章義 (著)
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