モーツァルトの音楽による効果を試しています。
今日は、弦楽五重奏曲第5番第1楽章です。
弦楽五重奏曲第5番 K593 第1楽章はどんな曲?
1790年12月とモーツァルト自身の作品目録に書かれているだけで、誰のためのものかは分かりません。おそらくハンガリー人のアマチュア音楽家トーストの注文ではないかと思われています。
第1楽章はこんな感じです。
ラールゲットの序奏で開始される。チェロが弾き出す短い低音のモティーフの問いかけに対して、他の四声部との対話が繰り返されるが、ここに希望を失った諦めを感ずるのは、この時代の彼の不遇を反映したものでもあろうか。それは属七の和音上に半終止を告げて、主部アレグロ(ニ長調 4/4)に入り、第一主題はpとfが交互し三連符のパッセージの荒々しさが加わって提示される。第二主題はあらたまったものがなく、同じ第一主題が属調にカーノンの形で模擬されて、対位法的に展開され展開部では自由な二重対位法の手法で大きな盛り上がりを示す。そして再現部の後には、もう一度序奏のラールゲットが現れ、最後に短く第一主題をコーダとして終わるのである。
引用は全て属啓成「モーツァルト<III>器楽編」
聴いた効果は?
長調のはずなのに、異常に暗い出だしにギャップを感じました。第一主題からは同じモティーフが調を変えて何度も繰り返されるので比較的イメージには向いている気がします。なんとなくもう少しと思ったところで終わり、15分が短く感じました。
これもおススメ!
関連記事:弦楽五重奏曲第6番第1楽章 - モーツァルトでセルフケア(13)
関連記事:弦楽五重奏曲第4番第1楽章 - モーツァルトでセルフケア(11)
関連記事:弦楽五重奏曲第4番第1楽章 - モーツァルトでセルフケア(10)
関連記事:弦楽五重奏曲第2番第1楽章 - モーツァルトでセルフケア(9)
関連記事:弦楽五重奏曲第1番第1楽章 - モーツァルトでセルフケア(8)
今日聴いた演奏です
曲の紹介に引用した本です
音楽によるイメージ誘導法の本です
【ABOUT ME】
ツィーターでフォローをお願いします!
電子書籍をご購入ください!
ビズフォリオ流ライフデザイン・ガイドブック:7つのステップで、自分らしく生きる方法
三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。
脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
コメントをお書きください