モーツァルトの音楽による効果を試しています。
今日は、クラリネット協奏曲第1楽章です。
クラリネット協奏曲 K622 第1楽章はどんな曲?
モーツァルトが世を去る2か月前の作品です。
1791年10月はじめの頃、 クラリネットの名手であり、モーツァルトの親しい友人でも会ったおシュタートラーのために、ウィーンで作曲した
(中略)
死を二か月後に控えて、なお清新さを失わない彼の旺盛な創作力も脅威だが、これは古今に残る名曲になっている。
第1楽章はこんな感じです。
弦楽で開始される第一主題は、八小節後にトゥッティのfで反復され、管弦楽の間奏には第二主題は現れないまま、ソロがpで加わる。この第一楽章はこの協奏曲でもっとも素晴らしい部分であるが、形式的には展開部が新しい主題を加えて多少大きくなっているだけで型を破るものでもないし、クラリネットの名人芸を誇示したものでもない。だがこのソロ楽器の暗すぎるほどの最低音域から、明るい鮮明な最高音域までを完全に使いこなして色彩的なものにしたこと、オーケストラはソロを引き立てて助けながらも、ソロと対話的に扱われて、室内楽的な精緻さを持っていることなどに新しい境地を開いている。経過的な短いパッセージも、ライトモティーフのような機能を持って統一されているのも印象的である。
引用は全て属啓成「モーツァルト<III>器楽編」
聴いた効果は?
聴いたCDのジャケットの影響なのか、牧歌的な農村の風景が浮かんできました。この演奏は通常よりもゆっくりなので、特にそう感じるのかもしれません。
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今日聴いた演奏です
曲の紹介に引用した本です
音楽によるイメージ誘導法の本です
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