働くことの男女平等は、企業内という閉じた世界だけで考えていても実現できません。
働くことにおける、本当の男女平等とは?
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの「We Should All Be Feminists(邦題:男も女もみんなフェミニストでなきゃ)」を読んで、女性が働く事について考えてみました。
当然、女性という理由で不当に差別されるのは許されません。ただ、男女が平等に働くというのは、単純に全て条件を同じにすればよいわけではありません。
働くことの男女平等の実現には、企業内という閉じた世界だけを考えるのではなく、様々な仕事の組み合わせ、つまり複業(ポートフォリオ・ワーカー)が有効だと確信しています。
育休・産休が、キャリア形成に与える影響
女性のキャリア形成の場合、産休・育休の問題が有ります。子供を産む場合、ある一定期間は、職場を離れる事になります。
そういう出社しない一定期間がキャリアに与える影響は、どれくらいあるのでしょうか?
科学的・客観的な研究があるのか全く不明です。テレワーク(リモートワーク)が普及すれば殆ど影響が無いようにも思われます。育休すら不要な無い気もしますが、家事・育児の時間と勤務時間のごちゃ混ぜは、サラリーマンとして就労管理ができないので不可でしょうね。
それでも、例えば、外科医の場合、最新知識は家にいても得る事は出来ますが、さすがに自宅で手術を施す事は不可能です。もし、現場を離れる期間が純粋にキャリアに影響するなら、残念ながら超一流を目指す女医は、子供を諦めるしかないでしょう。
次に考えられるのは、日本企業における出社しない事のデメリットです。これは容易に想像できます。産休・育休に限りません、まだまだ日本では職場に長く居る事が評価されます。会議に不参加だけで評価が下がる気がします。
世の中や企業の考え方を変える為に主張する事は大切です。ただ一朝一夕に変わるものではありません。
これからの女性は、戦略的な複業家になろう!
女性が今すぐ、機動的に産休・育休問題に対応するなら、やっぱり複業でしょう。
会社での出世を諦めて、家計の足しに副業をするわけではありません。エネルギーミックスのように、安定している会社勤めの収入と、自分が本当にやりたい、空き時間を見つけて家でもやれる請負の仕事を受ける会社を経営、という戦略的な複業です。
これなら、育休期間に影響されずにキャリア形成を続けていくことが出来ます。当然、女性だけでなく男性を含めた全てのサラリーマンに勧めています。
夫婦なら、よく話し合って複業戦略を立ててください
今回は、職場の男女平等を実現するうえで避けて通れない問題である産休・育休について考えてみました。
自分のキャリアと子育ての両方を大事に思う事は当然です。それには、戦略的な複業が有効な事だと納得いただけましたでしょうか。
子育ては女性だけのワンオペではなく、夫婦共同で行うものです。夫婦でよく話し合って複業戦略を立ててください。
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