Tin Drum
JAPAN ジャパン
バンド名の割に、このアルバム以前のJapanは特に日本的な所は無かったのに、このアルバムは思いっきり「日本的な」アルバムです。それも、欧米の人が抱く日本のイメージ、中国とイメージが混ざったエセ・オリエンタルムードそのものです。東洋的なメロディ、歌舞伎っぽいSEなどあえて狙ったのでしょうか?外国人観光客がたまに着ている、意味不明の漢字が書いてあるTシャツを思い起こします。
80年代の有る時期、雨後の竹の子のようにシンセがピコピコ鳴るサウンドのバンドが現れました。Japanが他のテクノポップと違う所は、David Sylvianの個性的なボーカルもさることながら、サウンド的にはMick Karnのクネクネとしたフレットレス・ベースです。フレットレス・ベースは、Jaco Pastorius やPercy Jones(Brian EnoのAnother Green Worldの1曲目でベースを弾いている人)が有名ですが、Mick Karnも負けないくらいオリジナリティがあります。
しかし、Ghostは全くのベース・ドラムレスのスローな曲で、Davidのボーカルを存分に聴かせる曲です。このあたりがJapanの懐の深さです。
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