Now's The Time
Charlie Parker チャーリー・パーカー
JAZZのメインストリームの歴史はParker、Miles、Coltraneと続きます。しかし、演ってる音楽はそれぞれ三者三様です。Parkerのソロは一番短いのにいつも言いたいことを言い切ったという爽快感が有ります。まるで威勢の良いタンカを聞いているようです。Milesはボソボソッと言葉少なめに呟くタイプ、Coltraneはベラベラと良く喋るが思いのほか伝わらず苛々して更に言葉を重ねる感じです。
本当にParkerの音色は名刀で竹を切ったような気持ちの良さがあり、聴くだけで気分が良くなるアルトの音です。Parkerはプラスチックの玩具みたいな楽器でも「チャーリー・パーカーの音」が出せたそうです。
このCD10枚組の超絶廉価版には絶好調のParkerの演奏が納められています。殆どの曲は皆でテーマを吹いてから順番にソロというビバップのお決まりワンパターンで、まるで俳句のようです。Parkerは曲に関係なく定番フレーズを入れる癖があったみたいで、これも俳句ではお決まりの季語に似ています。Now's the timeやBille's Bounceとか、Ko Ko等有名な曲がいっぱいです。そして、やっぱり好きなのが超有名なParker's Mood、エモーショナルなソロも素敵で勿論「季語」も入っています。
当時はSPレコードで、この廉価版は大胆にノイズ・リダクションをかけていてあの気になるノイズが全然入っていません。それでもアルトサックスの気持ちの良さは変わりません。良い音ってなんでしょう?不思議です。
アルトサックスの巨人たち
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