E2-E4
Manuel Göttsching マニュエル・ゲッチング
どんなにゲーム好きの人でも、負けたら死ぬというルールではとても楽しむどころではないでしょう。金の無い学生時代、レコードを買うという事は一大イベントでした。迷いに迷ってやっと勇気を出して買ったレコードが気にいらないという事は、あってはならない、ちょっと大げさ過ぎるとは言え、その絶望感と後悔はほとんど死に近いくらいでした。今みたいにネットも無い時代だったので、唯一の情報源である雑誌のディスクレビューから、できるだけ安全そうなのを選んで買っていました。Manuel GottschingのE2-E4はたった一曲しか入ってなくしかもインスト、いくら『テクノ、アンビエントの傑作』と書かれていても当時は絶対に選ばないタイプですね。
シンプルなチェスの絵のジャケットがアルバムのコンセプトを見事に表しています。単調な繰り返しが基本なのに、フレーズと音色が無茶苦茶耳に心地よいために、聴き続けているとだんだん快感になってきます。ちょうど海辺でリラックスして波の音を聴いてる様な感じです。
最初はシンセだけの全く人工的な音から始まり、後半はManuel Göttschingのギターソロが出て来ます。結構弾きまくっているのに、ロック的な泣きのギターではなく、かといってフュージョンとも違う独特のとても軽快な音です。聞き手に特定の感情を抱かせない、どこまでもアンビエント的なアルバムです。
エレクトロニクスやトランス系に興味があるなら、これもおススメ!
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