【ライブアルバム紹介】
Welcome to the Club
Ian Hunter イアン・ハンター
ロックミュージシャンをA級、B級で分けて考える事があります。一流、二流とは違います。A級は、ロックのようなポピュラー音楽をやりながらも、クラシックや実験音楽の要素を取り入れたりして小難しい事をやったりします。アーティストタイプです。B級はそんな小難しい事には目もくれず、エンターテイメントに徹します。大道芸人タイプです。
Ian Hunterはどうかと考えると、明らかにB級でしょう、それも超一流の。そして、B級アーティストがその真価を最も発揮するのがライブです。
オープニングは、F.B.I.。良き相棒Mick Ronson(ミック・ロンソン)のギターインストです。歌謡曲っぽい親しみやすいメロディーに、Mickがガンガンギターを弾きます。観客の手拍子で始まり、いよいよIanのボーカルが登場する2曲目はOnce Bitten Twice Shyです。この人、本当に音程大丈夫?という感じのB級ボーカルです。ホンキートンク調のピアノがワンポイントで効いています。
3曲目のAngelineはハーモニカのイントロ。「Angeline」を繰り返すサビを聴いていると佐野元春の「アンジェリーナ」を思い出してしまいました。
6曲目のI Wish I Was Your Motherはしっとりした雰囲気のスロー。マンドリンが合います。7曲目Irene Wildeもスローバラード。16歳の頃の想いを生ピアノをバックに唄います。
8曲目はミディアムテンポの元気な曲、Just Another Night。オーディエンスの手拍子で始まり、 合唱で盛り上がります。ヒットしていたYou're Never Alone With a Schizophrenicの1曲目です。そして、そのアルバムからのシングル・ヒット、Cleveland Rocksが続きます。地名を変えてのオーディエンスとの掛け合いCleveland Rocks, New York Rocks, Boston Rocks, Chicago Rocks,L.A. Rocks・・・でメチャクチャ盛り上がります。もし来日していたらTokyo Rocks, Osaka Rocks, Nagoya Rocksってやる光景が目に浮かびます。
10曲目はちょっとらしくないスロー、11曲目はこれもちょっとらしくないディスコ風の曲です。この後は間に「十番街の殺人」Slaughter On Tenth Avenueを挟んで怒涛のようにMott the Hoopleのヒット曲が続きます。もう最高にゴキゲンです。
クロージングはThe Golden Age of Rock and Roll、ドゥーワップっぽいアカペラで始まり、お得意のキャッチーなブギ・パターンになるこの曲で、コンサートは終わりです。
グラムロックに興味があるなら、これもおススメ!
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