【ライブアルバム紹介】
Live!
Bob Marley & The Wailers ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
Bob Marleyが亡くなった時に、このライブアルバムを買いました。それから、もう何回このアルバムを聴いたか分かりません。
アナウンスとともにオープニングのTrenchtown Rockが始まります。典型的なレゲエの曲です。I Threeとのコールアンドレスポンスを挟みながら進んでいきます。Bobのボーカルは、自分のお気に入りのソウルシンガーと同じように、理屈抜きでまず声が好きです。力強い歌声は少し憂いを含み、何とも味があります。
次はもう少しスローなテンポのBurnin' And Lootin'。3曲目と4曲目は、これもレゲエの見本のような佳作です。
ここ迄で4曲が終わりました。当時あれだけ聴いたはずなのに、全く覚えていませんでした。実は、毎日聴いていたのはB面の方で、こうやって改めてA面を聴いて見ると、どれも良い曲だった事が今頃分かりました。何とも勿体無い話です。しかし、ここからの、かつてB面の3曲は余りにもズバ抜けています。曲のクオリティーが突出していて、A面の4曲が霞んでしまっても仕方ないように思います。
5曲目はNo Woman No Cry。この傑作バラードは奇跡的です。疑問に思う方はこの曲のスタジオ版を聴いてみればわかります。全く別の曲です。それくらい、このLive版は、感動的な仕上がりです。最初のキーボードのイントロが流れてきて、「もう泣かないでよ」と歌いだすと、辺りの空気もしんみりとしてきます。No Woman,No Cryを「女が居なけりゃ、泣く事も無い」失恋男の歌と誤解していたのは恥ずかしい過去です。間奏では、レゲエにしては珍しく泣きのギターソロも加わり、これはもう30世紀になっても残る名曲だと思います。
次が、Eric Claptonのカバーも有名なI Shot The Sheriff。印象的なイントロのフレーズだけでグッときてしまいます。「保安官を撃った。けど正当防衛だ。保安官のJohn Brownはいつも俺を嫌ってた。理由なんか知らねえ。俺が何かしようとすると、いつも邪魔するんだ、悪い芽は早めに摘まなきゃな、とか言いながら。」
最後はGet Up, Stand Up。この曲を聴いて気持ちが高ぶらない人はいないと思います。まるでバカそのものですが、この曲を聴くたびに、こんなことじゃダメだ、何かしなきゃ、という気持ちになります。「起きろ、立ち上がるんだ。自分の権利のために戦うんだ。目覚めよ、立ち上がるんだ。戦う事を忘れちゃダメだ。」最高のアジテーションソングです。
「会社がブラックだ」「旦那が家事や子育てをしない」「学校でいじめに遭っている」「年を取っているというだけで働き口がない」「非正規というだけで給料が安い」
もしあなたが気に入らない状況にいて、仕方ないと諦め、なし崩し的に受け入れているなら、この曲を聴いて勇気を振り絞り、立ち上がって下さい。幸せになるのは一人一人に与えられた権利です。
「Stand up for your rights」のフレーズを何度も繰り返し、聴いている方の興奮が冷めやらずに、コンサートは終了となります。
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