Tabula Rasa
Arvo Pärt アルヴォ・ペルト
今日は大晦日です。最近は、近所からのクレームで除夜の鐘を突かないお寺もあるそうです。なんとも寂しい話ですね。
除夜の鐘が鳴らない大晦日には、代わりにTabula Rasaを聴きましょう。鐘が鳴るように聞こえるので、確かティンティナブリ様式と言う名前がついていたかと思います。
たいていの人は現代音楽に良いイメージを持っていないと思います。不気味な不協和音や無調の嵐、ただ騒がしいだけと思われるノイズ等、理論先行で聞き手を無視したアーティストの自己満足といった評価が普通でしょう。
けれども、Tabula Rasaは珍しく聴きやすい現代音楽です。「遊び」と「静寂」の二楽章からなり、第一楽章の「遊び」は少し早いテンポで始まります。そのままドラマチックな盛り上がりは無く淡々と進んでいきます。二楽章の「静寂」はテンポも落ちてより地味になります。
不協和音等は全く無く、綺麗な曲調で非常に聴きやすいです。現代音楽と言うより宗教音楽という感じです。ただし、聴いているうちに心の雑念が消えていき真っ新な状態になる、かどうかまでは保証できません。
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