【ライブアルバム紹介】
E. C. Was Here
Eric Clapton エリック・クラプトン
今のロックのギターソロを最初に考えたのはEric Claptonだと思います。それまで、ロックのギターソロと言えば、Chuck Berry風やChet Atkins風でした。初期のBeatlesを聴けば、どんな感じか分かると思います。それをB.B. KingやFreddie KingなどをベースにしたソロスタイルをClaptonが持ち込み、以降はほぼClaptonが創ったスタイルになりました。もちろん、Beatlesも。
もう有名すぎて今更ですが、Ericはそれまでのブルースロックのスタイルを捨てて、レイドバック(南部風)の音になりました。このアルバムは、変わったEricが最初に発売したライブアルバムです。
1曲目のスローブルース、Have You Ever Loved A Womanは、Drek and the Dominosとは異なったアレンジで随分リラックスした雰囲気です。George Terryとのダブルギターですが、実は聴いているとどっちがどっちが良く分かりません ^ ^;
2曲目は、短命に終わったBlind Faithの曲、Presence Of The Lordです。ポップです。パンチの効いたソウルフルな女性ボーカルとのデュエットも良い雰囲気で、とても合っています。間奏は一転してテンポが速くなりギターソロとなりますが、また元のテンポに戻ったデュエットで終わります。Everybody knows the secret。つい一緒にデュエットしたくなる、名曲です。
3曲目はDriftin' Blues。ミディアムテンポのブルースで、アコースティックギターのソロも入ります。後半は何故かRamblin' On My Mindになります。続いて、4曲目は、またまたBlind FaithでCan't Find My Way Home。また女性ボーカルとのデュエットで、明るく良く出来たポップスに仕上がっています。
5曲目は、スローブルースのRamblin' On My Mind。こうして聴いてみると、Cream時代にはWoman Toneと呼ばれたギターの音が随分と変わってきた事が分かります。あまり歪まないナチュラル・ディストーションでとてもキレイな音です。ちょっとドライブが足りなくて不満足という人もいるでしょうね。
クロージングは、アップテンポのご機嫌なFurther On Up The Roadです。これは、Mike Bloomfieldもライブでやっていました。米英名手のソロを聴き比べてみるのも楽しそうです。流暢なギターソロが続いたところで、コンサートは終了です。
ロックギターに興味があるなら、これもおススメ!
関連記事:イギリス3大ブルースギタリスト聴き比べ
関連記事:Led Zeppelin隠れた名曲3選
関連記事:どこまで続く?ニールヤングのギターソロ
関連記事:サイケデリックなギター天国、ロック史上最もサイケデリック
ブルースに興味があるなら、これもおススメ!
関連記事:ブルースって暗~い音楽でゎ? NO!
【ABOUT ME】
ツィーターでフォローをお願いします!
電子書籍を読んでください!
ビズフォリオ流ライフデザイン・ガイドブック:7つのステップで、自分らしく生きる方法
三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。
脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
コメントをお書きください