
Bringing It All Back Home
Bob Dylan ボブ・ディラン
Bob Dylanはかなりとっつきにくいアーティストでした。というか、今でもそうです。英語が分からないので、よく言われる歌詞の素晴らしさが実感できないし、声もどこか苛々させる所が有ります。それでも、引き込まれて何回も繰り返して聴いてしまう時が有ります、ごくたまにですが。そんな時は、畳み掛ける唄い方がとてもスリリングに感じられ、歌詞も分かったような気になってきます。
このアルバムでDylanはフォークからロックへ転向してファンに激しく非難されたそうです。今聴くとサウンド的にはコースティックが基本で、エレキは遠くで鳴っている程度です。当時のフォークファンは少しでもエレキの音が入るのも許せなかったのでしょうか?
1曲目のSubterranean Homesick Bluesは、Dylanの魅力がギューと詰まったカッコ良い曲です。メロディも無くぶっきら棒にしゃべっているだけなのに、英語なのでリズミカルに聴こえます。これが日本語なら明らかにお経でしょう。
「ジョニーは地下室にいる。薬をまぜている。俺は政府の事を考えながら舗道を歩いている」で始まるこの歌詞は、意味が良く分かりません。英語の詩の技法で延々と韻を踏んでいきます。pavement(舗道)やgovernment(政府)など、ただ韻を踏む為だけに言葉を並べているだけで大した意味は無い気もします。
そもそも、日本人の僕には、この韻というのが良く分からない、オヤジギャグと同じじゃないか?そんな思いを否定できないのですが、アメリカ本国でも難解と言われるDylanの歌詞です、多分、深い意味があるのでしょう。
他にも、イントロだけだとSubterranean Homesick Bluesと殆ど区別がつかないMaggie's Farm、The Byrdsのカバーで有名なMr. Tambourine ManやIt's All Over Now, Baby Blue等有名な曲がいっぱい入っています。
これもおススメ!
関連記事:梅雨の季節に聴きたい、雨の曲 その1 ボブ・ディラン編
【ABOUT ME】

ツィーターでフォローをお願いします!
電子書籍をご購入ください!

ビズフォリオ流ライフデザイン・ガイドブック:7つのステップで、自分らしく生きる方法
三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。

脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
コメントをお書きください