サラリーマンの職場は、息苦しい閉鎖的なシステムです。自分はその歯車の1つです。けれども、複業を武器にすれば、「サラリーマンを続けても脱サラする」逃げ道はいくらでも有ります。
サラリーマンを続けても、脱サラは出来る
誰もがそうだと納得している事に対して、逆説的に異を唱える。その常識外れの考えに聞いた時は「何言ってんの?」と呆れてしまっても、どこか心に引っかかる時が有ります。
もしかしたら真実かもしれない。そもそも、「何か心が躍る、カッコいい」主張です。
フランスの哲学者ジル・ドゥルーズは、「動かなくても動くことは出来る」と言いました。これをサラリーマンに応用するなら、「サラリーマンを続けても脱サラは出来る」です。
今回は、複業を武器に、サラリーマンが自由に生きる方法を考えていきたいと思います。
閉鎖的で息苦しい職場でも、スキマはいっぱいある
大昔から「どう生きればよいか?」を哲学者は考えてきました。それは人類の大きなストックです。確かに本人が書いた本は難しいかもしれません。でも、たとえその解説本を読んでも、そこで知った「考え方」から得られるご利益は、間違いではありません。
最近、「その悩み 哲学者がすでに答えを出しています」を読んでいて、複業に関する記述があり、これがまさにビズフォリオ流複業方法である脱・専業サラリーマンと同じなので、感動してしまいました。
本の基本的なパターンは、様々な悩みに対して哲学者の考え方を紹介していきます。該当の悩みは「会社を辞めたいが辞められない」で、それに対する答えとして、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズの「逃走の線を引け」という答えを紹介しています。
閉鎖的で息苦しく見える職場環境も、じつは考えようではそこからいくらでも「逃げ」出す事の出来る、やりようのあるスキマに満ちた希望の場所だ
さらに著者の小林昌平さんは、その具体例を書いています。
辞める必要なんか全然ない。そこに在籍していればいい。在籍しつつも、たまには上手に時間をとって、自分の好きな事をやる。もちろん、自分の好きなことをやるといっても、人間ひとりで大したことはできません。
志を同じくする会社<外>の人々と通じて、水面下で構想を温め、地中で根っこが大きくなるように、徐々に大きく育てていく。そしてある時、そのプロジェクトを立ち上げ、創造的な活動を興 したり、会社外でのネームバリューを高めたりする
小林昌平「その悩み 哲学者がすでに答えを出しています」より抜粋
ココの部分は読んでて本当に驚きました。「全く自分がとった行動と同じだ」と嬉しくなりました。ドゥルーズの本は、昔読んだことが有ったのですが、こういう事に話が展開するとは全く思いもしませんでした。哲学書を実生活に応用する読み方を、少しだけ知った気もします。
環境に悩みがあれば、自分だけの「逃走」を考えましょう!
今回は、ジル・ドゥルーズの逃走という考え方を、サラリーマンの悩みに応用する考え方を紹介しました。
結局、問題意識が重要で、それによっていくらでもゲリラ的に答えを展開していける、という事でしょう。ドゥルーズの唱えた「遊牧民」「水」「スキゾ」「リゾーム」等に代表されるコンセプトを、もう一度じっくり考えてみたいと思いました。
興味があれば、まずは解説本を読み、そこから本人の著書にも挑戦してみてください。「逃走」だけでなく、サラリーマンに関する悩みの答えが見つかるかもしれませんよ。
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読みやすくて、結構ためになります。おススメです。
ドゥルーズは、カッコつけて会話で使ってみたいなあ、というカッコイイ「フレーズ」を考えるのが天才的にうまい人です。
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