コロナで露呈した日本人の根強い昭和の働き方とその意識、しかし変化はかならず来ます
日本の変化は亀のように鈍いが、変わっていくことは間違いない
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』を読んでから、自分なりにこれからの働き方を考えています。
昨年からのコロナ騒ぎで、変化と言いつつまだまだ日本のサラリーマンの稲作共同体のような働く意識と働き方は、変わっていないことが判明しました。
しかし、それでも、たとえ歩みが鈍くても、変わっていく事には異論はありません。これまでの仮想家族のような働き方が消えると、いったいどうすればよいのでしょうか。
今日は、人生100年時代のキャリアを考えていきます。
人生100年時代のキャリアに必要な、3つの要素
ライフ・シフトでは、生産性資産と活力資産、変身資産という3つの無形資産の蓄積をススメています。これを狭い意味のキャリアに絞ってみると、何が必要なのでしょうか。
日本のサラリーマンの現状に鑑みてみると、大きく3つではないかという結論に達しました。
- ポータブルスキル
- 経営感覚
- 企画力
まず1つ目がポータブル・スキルです。多くの日本のサラリーマンは入社した会社でのみ通用するスキルしか持っていません。そもそも、多くの人がジェネラルタイプで特に専門スキルを持っていません。転職といっても職を変えるのではなく別の会社に移るだけです。
2番目が経営感覚です。自分起点で複数のナリワイをコントロールするには、昭和の世界のようなサラリーマン根性を完全に捨てる必要があります。会社依存から脱皮するには、自分の会社を経営するのが一番手っ取り早い方法です。更に会社を経営してみると、いかにサラリーマンが分業で切り取られた狭い範囲でしか視野がなく、"仕事"を知らないか実感します。
最後が企画力です。これは日本独特なのか、欧米では何に該当するのか良く分かりません。辞書を引くと英語で企画書はProposalです。ちょっと違和感がありますし、ProposalでHBR等を検索してもピタッとくる記事がありません。上から与えられた仕事をそつなくこなして評価される時代は終わりです。自分で企画を立て推進する力が必要です。
参考になりそうなのが、映画のプロデューサーとか美術館のキュレーターといった職種の方法論とノウハウです。
会社の人材教育なんかを、期待して待っているようでは全然ダメ
今日は、人生100年時代のキャリアで重要な3つの要素を紹介しました。
多くのサラリーマンがこの3つの要素を意識して得ることができるように、これからサポートしていきたいと考えています。
これからのサラリーマンは、会社の人材教育なんかを期待して待っているようでは全然ダメです。3つの要素を自ら意識してキャリア形成を行ってください。
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