RUNNING STYLEの2017年11月号に、「走力は”血管力”で決まる!」という記事がありました。
血管力をたくましくすることがパフォーマンスを上げるそうです。血管力とは何か?どうやって鍛えるのか? 簡単に紹介します。
ランニングと血管力は、スパイラルな関係
血管の99%を占めるのは、赤血球1個がやっと通れる太さの毛細血管だそうです。静脈と動脈とをつなぎ、動脈と静脈とが栄養素、酸素、二酸化炭素、老廃物などを交換する時の橋渡しをします。毛細血管が多く、毛細血管力が高いと、新鮮な酸素や栄養を身体に供給でき、スタミナやリカバリースピードが高まります。
毛細血管の量を増やし、機能を高めるのに最も効果的なのがランニングです。その中でもスロージョグが最も有効です。
ランニングをすれば毛細血管力が高くなり、毛細血管力が高くなれば走力がアップし、走力がアップすれば毛細血管力がさらに高くなり、と言う具合に、スパイラルな効果が期待できます。
血管力を増やすには、NOが重要なカギ
血管力を低下させる要因が、「ドロドロ血液」です。原因としては、①生活習慣病や感染症、②脱水状態による血液の濃縮、③何時間も同じ姿勢をとる事による血液の滞留などがあります。デスクワーク中心の仕事の人は特に注意が必要ですね。
悪い生活習慣の改善に加えて、血管力を高めるには2つの方法が有効です。
1つは、和温療法です。これは以前のブログで紹介しましたので、そちらを読んでください。
関連記事:走った後の内臓疲労を回復する方法
一酸化窒素(NO)が、血管力を向上させる
ドロドロ血液から血管力を上げるには、血管内での血栓形成を予防し、血栓の溶解などが身体の中で行われる必要があります。それには、一酸化窒素(NO)が重要なカギとなります。
一酸化窒素(NO)には血管拡散作用があり、NOが分泌される事で血管が拡張して血行が促進され、上がり過ぎた血圧も低下します。血中のNO量を増やせば血圧上昇による疾病リスクも減らす事が出来ます。
また、NOにはプラークが血管内にできるのを防ぐ効果もある事も、重要なカギの理由の1つです。
一酸化窒素(NO)を増やすポイント
一酸化窒素(NO)を増やす簡単なチェックリストです。
- ストレッチを行う
- 睡眠負債を減らす
- 精神的なストレスを減らす
- 過労を避ける
- 禁煙する
- 良く笑う(NOの分泌を促すアセチルコリンが放出される)
- ゆっくり風呂に入る
- 紫外線を避ける
- 大気汚染が少ない環境に身を置く
- 食品添加物を避ける
- 激し過ぎる運動を避ける
- 生活のリズムを保つ
どれも、一酸化窒素(NO)を増やすための特別なものは全く無くて、健康的な生活を目指すなら、ごくごく当たり前の項目ですね。これにスロージョグが加われば、十分だと言えます。
血管力をアップさせ、ランニング生活を長く楽しむ
今回は、それぞれ関係が深い血管力と走力を上げる方法を紹介しました。
記事には、血管力を高める「バスキュラーストレッチ」という最新の血管力アップの方法も載っています。興味があれば、読んでみて下さい。
正しい生活習慣を身に付けて、血管力をアップさせ、ランニング生活を長く楽しみましょう!
ランニングに興味があるなら、これもおススメ!
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