悪いフォームで走ると怪我のリスクが高くなる気がします。でも、本当にフォームと怪我は関係が有るのでしょうか?
最も怪我が少ないランニングフォームの科学的研究
残念ながらランニングに怪我はつきものです。誰でも怪我はイヤです。
なるべく怪我を避けようと思うと、どうしても自分のランニングフォームは正しいのか?という疑問に突き当たります。
今回は、ランニングフォームに関する科学的な研究を紹介します。
ランニングスタイルで差は無く、変えた人が最も危険
最近、厚底シューズがオリンピックで禁止になるか、とても話題になっています。底が厚い靴は、着地の振動を吸収し足をがっしりと守ってくれそうな気がします。厚底の場合、ランニングフォームは大抵rearfoot(後足)でしょう。
それとは正反対なのがベアフットシューズやミニマルシューズと呼ばれる種類です。裸足感覚に近くするため、底がペラペラです。フォームはforefoot(前足)が求められます。僕も最初にVibramを買った時、店員さんに「踵から着地すると挫く危険が有るので止めてください」と言われました。
流行当時、厚底シューズ+rearfootは、ランナーが足の異常状態が感じられず、却って怪我が増えるとミニマルシューズ+forefoot派は主張していました。
このように靴とフォームは密接な関係があり、大きく二派に分かれます。諸説ある中で、科学的研究では、どちらがより怪我が少ないのでしょうか。
Mind Body Greenの記事「This Is The Best Way To Run, According To 53 Scientific Studies」によると、その答えはどちらでもなく、別の結論が出ています。
様々なランニングのパターンで特にケガについて差は無く、自然なランニングスタイルを捨てなかったランナーが最もパフォーマンスが良い事がわかりました。90%以上の人にとって、自然なパターンは踵から爪先のパターンです。
怪我を避けるために爪先から踵のランニング方法を採用したランナーは大きな差が有りました。不詳のリスクは下がらず、パフォーマンスをさげているだけのようです。
記事の抄訳です
本当にフォームと怪我は無関係なのでしょうか?フォームを変えた人間からすると少々残念です。しかも、「フォームを変えるのが最も危険」という少々ショックな結論です。
ムリしていないか自分の体に問いかけ、怪我には充分注意を
今日は、科学的には最も安全なランニングフォームは無く、フォームを変えるのが最も怪我しやすいという情報を紹介しました。
「どんなフォームであれ、無理して激しい走りは避けるように」という当たり前のようなアドバイスで記事は終わっています。
もうforefootに変えて随分と年月が経っており、もはや自分にとって「自然な走り」になっている可能性もあります。今更Vibramを捨ててまたフォームを変えるのも危険なような気がします。結局、このまま続けることにしました。
みなさんも、どのようなフォームに関わらず、ムリしていないか自分の体に問いかけ、怪我には充分気を付けて楽しく走りましょう
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