旧ソ連で生まれた発明原理をベースに、SDGs事業の成功パターンを洗い出します。
サスパタの、パターンを認識する方法を説明
CSV(Creating Shared Value)のリファレンス・カタログであるサスパタ(サステナビリティ・パターンランゲージ)のプロジェクトに関して、4ステップを定義しました。
前回は、サスパタの名前の由来を説明したくて、ステップ3を先に説明しました。今回は、ステップ2のパターンを認識する方法を説明します。ステップ通りではなく、説明の順番がバラバラなので混乱を与えたら申し訳ございません。
TRIZの40の発明原理を使って、パターンを認識
CSVの成功事例からパターンを抽出して、誰でも真似できるようなことを考えていました。
パターンはもともとMECEなものはムリだと思っています。それほど厳密ではなくもっと緩いものを当初から想定していました。しかし、何も根拠が無ければ単なる感想になってしまいます。まさに「それってあなたの感想ですよね」と突っ込まれそうです。
パターン認識に使えそうな考え方を色々と探してみて、使えそうだと思ったのがTRIZでした。TRIZ(トゥリーズ、トリーズ、発明的問題解決理論)は、 1946 年にロシア人の G.アルトシューラが研究を始めた、ソビエト連邦発の問題解決理論・全体最適化理論・システム思考・クリエイティブシンキングです。(Wikipediaより)
TRIZの代表的な発想手法の1つが「40の発明原理」です。この発明の40パターンというのが見事に謎過ぎて良く分かりません。ちょっとだけ紹介すると、
- Segmentation (分けよ)
- Taking out (離せ)
- Local quality (一部を変えよ)
- Asymmetry (バランスを崩させよ)
- Merging (2つを併せよ)
といった感じのが40個挙げられています。かなり抽象的です。柔軟性が高いと言えば高いと言えるかもしれません。
事例から抽出したCSVのパターンを、この40パターンを原理パターンとしその組み合わせで紹介しようと思っています。今はまだ、ほんのサンプルしか作っていません。実際のところ使えそうななのかどうなのか、もう少し試して数を増やしてみないと判断できません。うまくいったらとても嬉しいです。
もう少し考えを固めたら、実際にやってみる予定
今回は、TRIZを使ってCSVの成功事例からパターンを認識する方法案を紹介しました。
もう少し考えを固めたら、実際にやってみようと思います。しかし、事例を集めるにはどうすればいよいか?がステップ1の課題です。
次回は、それについて書いてみる予定です。
関連記事: どういう事例がサスパタに載っていれば、見てみたくなる?
関連記事: パターンランゲージで、SDGs事業を成功に導くサスパタ
関連記事: SDGsブームの後に。CSVがこれからより良い社会を実現するキー
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