SDGsの事例から、CSV経営のヒントを考えていきます。
軽い気持ちで、今回からSDGs事業のパターン候補を紹介
ネットで気になった記事の続きを読もうとすると、無料ながら登録を求められることがありますね。
大抵はそこで諦めますが、どうしても続きを読むたくなり、無料会員登録をすることがたまにあります。そんな事が数回あると、毎日物凄い数のメールが来て受信トレイは満杯です。とても読み切れないので読まずに大量削除しています。
ある日ふとYahoo SDGsのメールが目に入り、特に理由もなくリンクを開いてみました。見ると、よくあるSDGsの事例集で、それほどCSVの観点が強調されているわけでは有りません。CSVの事例集を探していた頃なら、あまり気に留め無かったはずです。なのにまたまた特に理由もなく、「とりあえず、ここからパターンランゲージを探してみるか」という軽い気持ちが湧いてきました。
今回は、そんな些細なきっかけから始めてみたYahoo SDGsを題材にCSVのパターンを探す活動で見つけた、一番最初のパターンを紹介します!
プロアクティブとリアクティブの組み合わせ
今回取り上げたネットの記事では、「駆除をする前にできる、害虫・害獣予防のコンサルティングや教育・啓発活動」を行っている8thCAL(エシカル)という会社を紹介しています。タイトルは、『すべての命には存在意義がある。人と「害虫」が共生するための棲み分けとは?』です。
この会社の社長は、シェル商事と8thCAL、都市衛生にまつわる2つの会社の代表をしています。シェル商事は、オフィスや店舗における、ネズミやゴキブリなどの害虫・害獣駆除を主に請け負う会社です。もともとシェル商事は父親から引き継いだ会社で、その後8thCALを立ち上げたそうです。
「8thCALが伸びれば伸びるほど、シェル商事の売上が下がるのでは?随分、矛盾した考えだ」と思われたかもしれません。しかし、世の中にはそういう商売が多く存在します。虫歯の治療だけでなく、予防にも注力する歯医者さんもその一例です。
この記事から見つけたパターン候補は、「敢えて、今の商売のネタが無くなる商売を考えてみる」です。課題の対応には、発生を防ぐプロアクティブな活動と起きたものに対応するリアクティブな活動があり様々です。今の商売にしがみついて守りに徹しているだけでは、商売も大きくなりませんし、社会課題も解決されません。
みなさんも、敢えて今の商売のネタが減るような商売を考えてみてはどうでしょうか?もしかしたら、思わぬ相乗効果が生まれるかもしれませんよ。
とにかくSDGsの事例集を読みながら、パターンを考えてみる
今日は、サスパタに載せるパターン候補のその1、「敢えて、今の商売のネタが無くなる商売を考えてみる」を紹介しました。
サスパタ作成を思い立ち、CSVの事例集を探していました。ところが、なかなか「これだ!」と思えるものに出会えず、段々と探す気持ちが薄れていきます。そうなると何もしないまま、あっという間に数カ月が経ってしまいました。
これからは、CSVの事例集を探す代わりに、もう少し軽い気持ちでSDGsの公開事例から、CSVのヒントになりそうなパターンを見つけて発表していきたいと思います。
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