SDGsの始め方。まずはSDGs事業企画の全体手順を説明します
倫理的チェックが終われば、いよいよ事業企画へ
前回は、SDGs事業への参加資格とも呼べる倫理的チェックを説明しました。
いよいよ今回から、SDGs事業の始め方を紹介します。始めるには「何をするか?」企画を立てなければいけません。SDGs事業企画の全体手順を説明します。
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3ステップで、SDGs事業の企画を進める
SDGs事業は、まずビジョン(ゴール)を決め、それを実現するコア・アイデアを決めます。これが第2回で紹介したソーシャル・イノベーションロジックです。ビジョンは言葉でも絵や図でも何でも構いません。より多くの人の共感を得られればベターです。一方、ソーシャル・イノベーションロジックは曖昧な美辞麗句ではなく明確に1行で表す必要があります。
イノベーションの方法することで何年に目標が実現できるSDGs事業名
それが決まれば、あとはビジネスとして段階的に具体化していきます。まず、イノベーションロジックを実現するための戦略を考え、次にビジネス全体を描きます。
【ソーシャル戦略マップとソーシャル・ビジネスモデルキャンバスは、広く知られる一般的な手法をSDGs事業用にカスタマイズしたものです】
SDGs事業のコアは、ソーシャル・イノベーションロジックです。しかし、実際に企画する時は、ソーシャル・イノベーションロジックが確定して、ソーシャル戦略マップを書いて、ソーシャルビジネスモデルキャンバスをその次に書いてという、水が上から下に流れるような手順で綺麗に進む事は絶対に有りません。
最初は、ソーシャル・イノベーションロジックを仮設で立てて、ビジネスへと具体化していく途中で、何か発見があれば、また、ソーシャル・イノベーションロジックを修正して、という行ったり来たりの作業になります。
【最初はソーシャル・イノベーションロジックを仮説で立てて修正していく】
次回は、ソーシャル・イノベーションロジックの探し方を説明
今日は、SDGs事業企画の大きな流れを説明しました。
書いたのを見ると簡単そうですが、まずソーシャル・イノベーションロジックとなる可能性があるネタを探すところで躓きます。SDGs事業を考えるセミナーでも、必ず出てくるのが「水で動くエンジンを開発してCO2を減らす」(ちょっと極端に書いてます)類のものです。
次回以降は、その辺の進め方をより具体的に説明していきます。
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