いよいよ実行のステップです。新しい人生の出発です!
人生設計,人生デザイン,ライフプラニング,ライフプラン
実行開始、それは新しい人生の第一歩を踏み出した事
ここまでのステップは準備段階でした。今回のステップは実行です。
計画したことを何かしら実行しようとしたら、それはもう新しい生き方の第一歩を踏み出した事になります。この時点ではまだ目標達成できるか分からないにしても、新しい生き方、変わっていく自分を楽しみながら実行してください。
もちろん、目標を達成できた方がさらに良いのは間違いなしです。今回は、計画倒れに終わらない実行時のコツを説明します。
実行時の鍵もポートフォリオ
今回からは、いよいよ前ステップで立てた計画を実行して、ゴールに近づいていきます。ライフデザインは、計画するだけなら全くとまでは言わないものの、あまり意味が有りません。
せっかく計画したのに実行時に挫折して頓挫する事は良くあります。ここでの成功の重要な鍵がポートフォリオです。前回説明したポートフォリオマネジメントとは意味合いが異なります。
実は、ポートフォリオという言葉は、色々な業界で使われており、業界により意味が異なります。ポートフォリオは元々イタリア語のportafoglioが語源で、書類を運ぶ平らなケースです。かばんや書類ケース、ファイルフォルダがそれにあたります。さらに、その集められた資料や情報そのもの全体を意味する場合もあります。
カバンの中が区切られて書類を収める事から、色々な業界・業種でそのイメージに当たる事にポートフォリオという単語が使われています。Wikipediaから例を挙げてみます。
- 自分の能力を周囲に伝えるための自己作品集のこと(作品を平カバンに詰めておくことから)。特に、美術系の文脈で使われることが多い。画家のポートフォリオ、写真家のポートフォリオ、Webデザイナーのポートフォリオ、会社のポートフォリオ、等々。
- パーソナルポートフォリオ - 教育分野における個人評価ツール
- プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント - 経営学またはマーケティングにおけるマネジメント手法の一つ。
- ポートフォリオ (金融) - 一般的な投資家は、リスク管理のために自らの資産を複数の金融商品に分散させて投資する。その金融商品の組み合わせのことをポートフォリオという。
今回のポートフォリオは、教育分野におけるポートフォリオです。目標に関連する出来事は、すべて記録します。記録は、物理的なA4のファイルでも良いですし、デジタルでも構いません。
そして、定期的にそれらをレビューして目標への歩みを確認します。レビューの頻度は、出来るだけ週次で行ってください。
システマティックは、オートマティックとは違う
システマティック・ライフデザインは、人生設計を体系的に整理された方法にする事を目的として考えました。これは、設計したら自動的に事が運ぶ、という意味では有りません。
世間では、計画通りにいかない事を極端に嫌う人がいます。けれども、何か新しい事を始めたら、想定外の事ばかり起きると覚悟してください。毎日資格の勉強をするぞと決心したら、急に仕事が忙しくなったり、やたらと飲みに誘われたり。そういうものです、臨機応変に対応して、むしろそれを面白がってください。
週次といった定期的なレビューはここまでですが、あらかじめ設けた節目では、別の観点からレビューします。これは次のステップですので、次回説明します。
デザインを、デザインで終わらせない
今日は、計画を実行する具体的なやり方を説明しました。
建設関係の本を読むと、図面は引かれながらも立たなかった建物が多いのに驚きます。ザハ・ハディドが設計した新国立競技場の最初の作品も有名ですし、レム・コールハースなどは建築物が無い設計家として初期の頃は有名でした。
建たなかった理由は様々です。思った以上に高い技術力が必要だったり、詳細な見積もりをしたら費用がかかり過ぎだったり。ただ、建物はそれでキャンセルできますが、自分の人生は時間が限られています。時間は待ってくれません。
ライフデザインも、名前の通りデザインしたら終わりではなく、ぜひ目標を達成するために実行してください。
計画倒れの防止やモティベーションに興味があるなら、これもおススメ!
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『7つのステップ』の解説
ステップ1:自分らしく生きるために知っておきたい「満足度」 - システマティック・ライフデザイン(4)
ステップ2:なりたい自分を目指す人の「目標設定」のコツ! - システマティック・ライフデザイン(5)
ステップ3:人生に満足できる人と出来ない人の決定的な差とは? - システマティック・ライフデザイン(6)
ステップ4:ビジネスメソッドが教えてくれる「行動しやすい計画作成のコツ」 - システマティック・ライフデザイン(8)
ステップ5:"何もかも三日坊主"が治る実行ステップ - システマティック・ライフデザイン(10)
ステップ6:ちゃんとレビューできてる?計画どおり実行したのに大きな失敗をしないためにやるべきこと - システマティック・ライフデザイン(11)
ステップ7:ここまで来た自分を褒めよう!そして次のステージに向けてやるべき●●とは? - システマティック・ライフデザイン(12)
【誰もがライフデザインを!】
ライフデザインとは、自分の人生を自らがデザイン(設計)して、「より良く生きたい」という想いを実現する事です。
全ての人がライフデザインをする時代が来るよう、新しいライフデザインのやり方を提供しています。
ライフデザインのおススメ本
スタンフォード式 人生デザイン講座
ビル バーネット (著), デイヴ エヴァンス (著)
「デザイン思考」を人生設計に応用した、スタンフォード大学の人気講座の内容です。西海岸の文化なのか、軽やかでスタイリッシュな内容です。
キャリア開発と統合的ライフ・プランニング―不確実な今を生きる6つの重要課題
サニー・S. ハンセン (著)
1つの固定的な視点や考え方で人生を考えずに、人生はキルティングのように色々な要素が重なり合っている、という考え方には、本当に共感しました。
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