自宅のハーブを使い、紅茶以前からイギリスで飲まれている、セージティーに挑戦しました。
イギリスで飲まれていた、セージティーに挑戦
今ヨーロッパで飲まれているお茶やコーヒー、ココアは、グローバル化の結果です。全てヨーロッパ以外の地域から持ち込まれました。
お茶に関して言えばイギリス人が知ったのは1600年代で、古くから飲んでいた東洋と比較してお茶を飲む習慣はごくごく最近です。それまでは、何を飲んでいたのでしょうか?
今回は、英国で紅茶以前から飲まれていたセージ茶に挑戦してみました。
セージ茶は独特の香りと味、現在では薬草茶
たまに白人の人と飲むと、アルコールに対する体の耐性が全然違うと痛感します。ビールなんか飲んでも全然酔わないし、高い度数の酒も平気でストレートで飲んだりします。
「茶の世界史」によると、紅茶が定着する前のイギリスでは日常的な飲み物は酒だったらしいので、それも納得です。
茶が入ってくるまえに、イギリス人は日常の飲み物として何を飲んでいたのであろうか。常民生活の記録が乏しいのでよくわからないが、主として水および自家製のエールを飲んでいたのではないかと思われる。
角山栄「茶の世界史」より引用
それとは別に、気になる個所を見つけました。
イギリスに茶が受け入れられた背景として、土着の「代用茶」があったことは注意してよい。古くから知られる煎汁 plant infusionがそれで、現代でも農村で用いられている。現在これをティとよんでいるが、これは本来のティではない。十六世紀にイギリスから大西洋を越えてアメリカにもたらされた薬用茶にセイジ・ティがあるが、それが伝統的な煎汁の一例である。
角山栄「茶の世界史」より引用
早速、ベランダで育てているセージを乾燥させ、飲んでみました。さすがに量も少なく煎じ詰めるのは難しいので、普通にハーブティーとして飲みました。発酵していないので、色は緑色です。
残念ながら、味と香りをここで文字にするのは困難です。薬用茶とあるように薬っぽいといえばその通りです。そんなに悪くは無いですが、やはり、お茶のように深く複雑で多くの人を魅了するものではないと感じました。
ちなみに、『長生きをしたければ、5月にセージを食べるとよい』という諺がイギリスにもあるほど、とっても身体に良いそうです。
いつまでも平和にお茶が飲める日が、続くように
今日は、番外編として、紅茶が入る前にイギリス人が飲んでいたお茶、セージティーを紹介しました。
飲んでみてあらためてお茶の良さとその魅力を感じました。やっぱり、世界中の多くの人たちが好きになっていったはずです。
これからも多くの人が平和にお茶が飲めるように、またお茶の生産に関わる人たちが幸せに従事できる日が続く事を願います。
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