エンライトメントとは発見。ブッダが見つけたのは何か?最古の教えから探っていきます。3回目です
「人生はドゥッカ」なら、ドゥッカを止めるとは?
ブッダの最も初期の教えに、The Four Noble Truthsがあります。直訳すると4つの高貴な真実です。
前回は、その2つ目であるサムダヤ、「ドゥッカが起こること」を紹介しました。なかなか奥が深く1回では説明しきれず消化不良のところもあるものの、まずは全体を把握、という事で進みます。
今回は、3つ目であるニローダ、「ドゥッカの停止」を紹介します。
ドゥッカの停止とは、今を生きること
ドゥッカを止めるとは、ドゥッカの原因である渇望を止めることです。それがニルヴァーナです。生きてる限り渇望があるなら、それを止めることは死ぬ事なの?といった疑問が生じます。
ここではニルヴァーナに対して詳しい説明は一旦置いておきます。
物事を幻想や無学なことなしで見る(わかる)事が渇望を求める事の消滅であり、ドゥッカの停止である。それがニルヴァーナである。
流行りのフレーズだとnon-judgmental、つまり、ありのままに見るという事です。
ニルヴァーナは原因でも結果でもない。それらの一歩先にある。「(絶対的な)真実」は原因でも結果でもない
そして、「今を生きる人」を高々と宣言します。
(絶対的)真実、ニルヴァーナを知る人はこの世で最も幸せな人である。その他の人が苦しめられる全てのコンプレックスや妄想、心配やトラブルから自由である。メンタルヘルスは完璧であり、過去を悔やまず未来をくよくよ考えない。完全に今を生きる。
これって、ウェルビーイングではないかと思います。やはりブッダが求めたのはウェルビーイングだった!
そして生きてるうちにニルヴァーナは実現できる、死を待つ必要はない、と明言しています。ブッダの死後にエンライトメントを得た人が少ないのは、「ニルヴァーナは死後」とか「出家しないとエンライトメントを得るのはムリ」といった事がまことしやかに信じられてきたからではないでしょうか。
そう思い込む事は全てに影響します。「エンライトメントへの5つのステップ」でも第1ステップは強く願う事でした。
きっと都市生活者でもエンライトメントを得ることができる、と自信が確信に変わりました。。
引用は全てWalpola Rahula 『What the Buddha Taught』の抄訳です
ここまで理解すれば、あとは具体的に何をするか?のみ
今日は、最も古いブッダの教えである「4つの高貴な真実」から、その3番目、ニローダ(ドゥッカの停止)を説明しました。
コンサルのフレームワーク、Why-What-Howから見ると、今回はWhatです。「エンライトメントを得るには、物事をありのままに見ればよい」です。
では具体的に何をすれば良いのでしょうか?Howの部分ですね、それが4番目、「4つの高貴な真実」の最後です。
シリーズ: 4つの高貴な真実: ブッダが見つけた幸せになる方法とは?
関連記事:ブッダは何を見つけたのか?最初はドゥッカ
関連記事:「人生はドゥッカ」なら、ドゥッカはどこから来るのかを考えた
関連記事:【今を生きる】あらゆる悩み、苦しみ、心配から自由に!
関連記事:遂に明らか。ブッダが教えるドュッカを停止する具体的な8つの方法!
エンライトメントに興味があるなら、これもおススメ!
関連記事:その生涯を探る、「心の平静を得た」ブッダの最期の時が教えてくれること - 都市生活者のエンライトメント (2)
関連記事:もうまさに誰でもエンライトメント!5つのステップで実現する方法
今日紹介した本です
【ABOUT ME】
ツィーターでフォローをお願いします!
電子書籍をご購入ください!
ビズフォリオ流ライフデザイン・ガイドブック:7つのステップで、自分らしく生きる方法
三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。
脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
コメントをお書きください