エンライトメントとは発見。ブッダが見つけたのは何か?最古の教えから探っていきます。今日は最後の4つ目です
ブッダの教えは、素晴らしいウェルビーイングのホリスティックなアプローチ
ブッダの最も初期の教えに、The Four Noble Truthsがあります。直訳すると4つの高貴な真実です。
今回は、4つ目であるマッガ、「ドゥッカ停止への道」を紹介します。ウェルビーイングのホリスティックなアプローチを考える上で、ブッダの教えが俗に言う宗教ではなく、本当に素晴らしいウェルビーイングのホリスティックなアプローチであることを痛感しました。
ドゥッカを停止する具体的方法は、8つの実践
ドゥッカ停止への道は「真ん中の道」としても知られています。2つの両極端の真ん中をとるからです。
1つの極端は快感を通じて幸福を探すことであり、(中略)、もう1つの極端は禁欲主義の異なる苦行を通じて幸福を探す事である
そして、「真ん中の道」を具体的にしたのが、The Noble Eightfold Pathです。直訳すると高貴な8要素の道です。
- 正しい理解
- 正しい考え
- 正しい話し方
- 正しい行動
- 正しい暮らし、生業
- 正しい努力
- 正しいマインドフルネス
- 正しい集中
パッと見ると、「正しい」ってどういう意味?か疑問が生じるかと思います。
8つは3つのカテゴリーに分かれます。
倫理的行為は、全ての存在に対して広く愛と思いやりを築く、ブッダの教えの基本です。心の訓練と智慧は今でいうEQとIQ、あるいはもっと俗っぽく言うと右脳的と左脳的です。
【倫理的行為を土台に、EQ的な心の訓練とIQ的な智慧の2つを築くフレームワーク】
これまで色々とウェルビーイングに関するライフハック的な紹介記事を書いてきました。ウェルビーイングのキーと認めていた、マインドフルネスやコンパッション(思いやり)、問題解決などが全て綺麗に整理されているのを見て、こういう事だったのかと少し感慨深いです。
僕のような現代人でも驚くのですから、当時としては知れば誰もが驚く、画期的な考え方だったに違いありません。
引用は全てWalpola Rahula 『What the Buddha Taught』の抄訳です
8つすべてにつく、「正しい」とは何か?
今日は、最も古いブッダの教えである「4つの高貴な真実」から、その4番目、マガッタ(ドゥッカの停止への道)を説明しました。
ホリスティックなアプローチのフレームとしてケン・ウィルパーの考えを採用しました。ここへきてブッダのフレームワークを知ったのも、彼の背中を追っている気がしてきました。
ブッダの教えは実践的で具体的です。最初に疑問を感じた「正しい」とはどういうことなのでしょうか?次回からもう少しそれぞれの要素を見ていきます。
シリーズ: 4つの高貴な真実: ブッダが見つけた幸せになる方法とは?
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