ウェルビーイングを実現したいなら、五感の刺激が大切

大昔は、花見と言えば梅だったそうです。そのうちに、ソメイヨシノが人気を博して人々の関心が段々と桜へ移っていきました。今では、花見と言えば桜です。

しかし、桜に無くて梅に有るのが香りです。梅は視覚だけでなく嗅覚も刺激します。菅原道真は大宰府に流されて「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」という句を詠みました。

今回は、そんな五感とウェルビーイングの関係を説明します。

ホリスティックなウェルビーイング・アプローチでは、4つのレイヤで自分自身のウェルビーイング（良い状態）を考えます。

Mind Body Greenの記事「When Should I Start Seeing A Therapist For Anxiety? A Psychologist Answers & Shares Mental Health Tips」では、五感の刺激をススメています。

感覚を刺激する

五感を刺激することは、感情の調節に関与する大脳辺縁系を活性化するのに役立ちます。 これがおススメの方法です

• 視覚: 自然を見る。家にある植物や森に出掛ける等
• 嗅覚: アロマテラピー
• 聴覚: ポッドキャストやオーディオブック、自然な音や音楽
• 触覚: 柔らかい服。フリースや柔らかい綿、フランネル等 
• 味覚: 慰めてくれるような食べ物。「心地良い食べ物」は不安の中でよく利用されますが（マカロニ・アンド・チーズなど）、他にも栄養豊富な食品の選択肢があり、お茶も落ち着きます。

記事の抄訳です

マカロニ・アンド・チーズってアメリカではそういうのの代表的な食べ物なのでしょうか？Wikipediaを見ると、家庭や学食での定番とあるので、日本で言う「おふくろの味」に近いのかもしれません。

手軽に作れるとあって、アメリカ及びイギリスでは家庭料理として普及しており、特に子供に人気が高く、「マックェンチーズ（Mac'n Cheese）」の愛称で親しまれている。アメリカの殆どの学食のメニューにも載っている定番料理である。

Wikipediaより引用

記事にあるように、五感の刺激は大脳辺縁系を活性化します。大脳辺縁系は内分泌系と自律神経系に影響を与えます。

普段から五感を意識して、それぞれを良い状態にする習慣を１つ見つけておくとよいかもしれません。

 ちなみに、このサイトを五感でテーマ分けしてみました。興味があれば、是非読んでみてください。

視覚:映画とドラマ、ベランダガーデニング

嗅覚:癒しのアロマテラピー

触覚:ベランダガーデニング

聴覚:音楽、モーツァルトでセルフケア

味覚:優雅なティーライフを求めて、健康に良い食べ物

今日は、五感を刺激することを紹介しました。

例えば、音はただの周波数なのに、モーツァルトのように気持ちが良い音とガラスをひっかくようなイヤな音が有るのは不思議です。なぜ好き嫌いが生じるのか？脳はまだまだ謎だらけです。

ウェルビーイングを実現したいなら、毎日五感の刺激を意識して過ごしてください。

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