幸せに関する世界中の人たちの考え方を、紹介していきます。今日のテーマは家と場です。
どこの国でも 、「幸せ」という考え方はある?
GW前の予想通り、「人出が減らない」と連日マスコミが報道しています。すればするほど、「みんな外出してるんだ」となって逆効果な気がします。
幸か不幸か、家に居ても苦にならないので、テレビのインタビューで「家に居ても苦痛」とか「メンタルに良くない」と言ってるのを見ると疑問を感じます。「外出」といっても散歩などは当たらず、結局はお金を使うことのように思えてしまいます。
今日は、世界中の幸せに関する考え方から「家」をテーマに取り上げて紹介します。
幸せを表す家には、はるかに多くの意味がある
メーガン・C・ヘイズの『幸せに気付く世界のことば』では、幸せに関連する言葉を5つに分類しています。
最初のカテゴリーは「家と場」です。「安心してくつろぐ」というフレーズに家は繋がります。しかも世界の言葉では、物理的に自分が住んでいる建物以外にも、はるかに多くの意味が家にはあります。
Gökatta(イェクータ)はスウェーデン語です。スウェーデンと言えばABBA、ABBAの曲に響きが似た『チキチータ』という曲があり、あれもスウェーデン語かと思ってググったらスペイン語で「可愛くて小さな人」という意味でした。
イェクータの意味は「日の出とともに起床し、朝一番の鳥の声を聴きに出かけること」です。朝の新鮮な感覚が心をリフレッシュしてくれるだけでなく、早起きやマインドフルネス、運動(散歩をするので)、自然の中で過ごす時間など、よく言われる幸せの要素がギュッと詰まっています。イェクータで始まる一日は心の余裕です。慌ただしさや忙しなさから離れた本当に幸福な感覚です。
北欧の言葉を紹介したので、次は反対側の南半球の言葉を紹介します。
Tūrangawaewae(トゥーランガワイワイ)はマオリ語で、「人が立つ権利を持つ場所、血縁やファカババ(家系により現住と帰属の権利を持つ場所)」という意味です。トゥーランガワイワイとは通常、最も意のままに振舞える場所であり、幸福をもらたす確固たる源になります。
メーガン・C・ヘイズの『幸せに気付く世界のことば>』から引用
A House Is Not A HomeのHomeが幸せの象徴
今日は、世界中の幸せに関する考え方から「家」をテーマに、スウェーデン語のイェクータとマオリ語のトゥーランガワイワイを取り上げて紹介しました。
世界中の人が家に対して持っているイメージは、建物だけでは無いのが良く分かります。バート・バカラックにA House Is Not A Homeという名曲が有ります。このタイトルが端的に表してますね。
次回は、幸せに関する言葉から「コミュニティーと人間関係」をテーマに紹介します。
幸せに関する世界の言葉に興味があれば、これもおススメ!
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